空き家は活用する時代に!空き家活用に成功している事例紹介!
みなさんこんにちは。IBOの中の人です。
今日、日経電子版を見ていたら興味深い記事を見つけました。
今日はこの記事の内容を踏まえて弊社のミッションについても話していきたいと思います。
空き家問題と空き家率
弊社は名古屋で民泊の運用代行や清掃代行を行う住宅宿泊事業者になります。
詳しくはこちら
Ito Business Office合同会社ってどんなとこ?
そんな中で「この物件どうにかならないか?」という空き家を活用して欲しいという相談を多々受けました。
また、街中を歩いていると、「ここは絶対人が住んでいないよね」という物件も見かけます。
お年寄りの一人暮らしだった住宅が、その方が亡くなられ、相続した人も遠方にいて管理ができない。
そんな物件が多々あります。
記事によると、2018年現在、約849万戸と5年前に比べて3.6%増加したとのこと。なかでも、借り手や買い手を募集していない「市場で流通しない空き家」(統計上は「その他の住宅」)が9.5%も増えたそう。
弊社が長野で引き継いだ物件も、元々は持ち主の実家だったが、長野を離れて開業したため、ご両親が亡くなられて相続して以来、10年も空き家の状態でした。
そんな物件が全国に溢れているというのです。
空き家率が比較的少ない名古屋市内でも、エリアによっては住んでいなさそうな物件は散見されます。
田舎になれば尚更でしょう。
空き家は活用次第で資産になる時代に
現代では、持家は負債だという考え方も広まってきているように感じます。
かくいう私も、会社所有の物件はあるものの、自宅は賃貸アパートです。
きっとこんなところに社長が住んでいるなんて思いもしないでしょう笑
私は
資産=収入を生むもの
と考えているので、自分で住む自宅は資産ではないと考えています。(これは個人の価値観なので、参考までに)
で、空き家というのは使っていない「持家」になるわけですから、固定資産税を払い続けて、傷んでいく負債ということになります。
しかし、この空き家を賃貸に出せば、それは収益を生む「資産」に早変わりするわけですね。
賃貸として貸し出す、民泊を行う、コワーキングスペースとして貸し出すなど、活用方法は様々です。
しかし、田舎の場合、相続問題以上に空き家が増える原因があります。
それは仕事との兼ね合いの問題です。
田舎暮らしをしたいと思っても仕事が・・・
長野に住む友人の話では、
「最近、移住者がとても増えている。不動産屋に聞いたら、物件も争奪戦だってさ!」
とのこと。
しかし、弊社が取得した富士見町の物件のように、八ヶ岳を望む眺望でも、10年間も空き家として放置されている物件はあるのです。
記事のように移住ブームに乗っかれているところと、そうでないところの差が出てきても不思議ではないですね。
実際に弊社が物件を購入した富士見町でも、移住促進課という課が町役場の中にはありますし、地域おこし協力隊という制度があったりもします。
しかし、実態を見てみると、移住者の大半は、リモートワークができる仕事の人でした。
つまり、製造業や店舗での事業を主としている人は、店舗や工場を移転しないと移住ができないということになります。
それ以外には、東京からのアクセスを生かしてコワーキングスペースに働きに来て数日したら東京に戻るという生活をしている人になります。この人たちは地元には定住しない人たちです。
では、「コワーキングスペースは儲かっているので、地元にお金が落ちているのでは?」という考えは正しいのでしょうか?
答えはNoです。
というのも、富士見町にあるコワーキングスペースの運営会社は東京の会社になります。
法人税は東京都に入ります。
さらに、このコワーキングスペース、富士見町が一部出資しています。
ということは、地方が出したお金が都心の会社に流れる、地元には、飲食店や宿泊施設など、一部の店舗が少しだけ潤うというサイクルになってしまっています。
これが地方が過疎化してしまう原因ともいえます。
住む環境としては良くても、仕事をする環境が整っていないと定住する人を増やすことは難しいでしょう。
地方創生に対する取り組み
弊社は地方創生をミッションとしている会社でもあります。
「空き家に最高の価値を」
を合言葉に、空き家の再生・活用を至上命題としています。
現在は、富士見町の物件を手がけており、こちらのプロジェクトとコラボしています。
8materは、日本のオタク文化を通し、八ヶ岳の地域文化や地域情報を発信。
さらに、歴史ある文化を現代文化によって可視化し、地方創生を実現する地域情報サイトです。
我々8materは、”八ヶ岳をオタクパワーで盛り上げる”をコンセプトに「8つの志」のもとに活動しています。
詳しくは上のリンクからぜひご覧ください。
さて、そんな中で弊社の物件が何の役に立つのかという話なのですが、弊社が現在修繕をしている物件は、シェアハウスとしての運用を計画しています。
DIY可能な自由度の高い物件にする予定です。
8materはクリエーターやアニメーターのポータルサイトでもあります。
つまり、フリーランスでアドレスホッパー的に仕事をすることが可能な人たちです。
そんな人たちの集まったサイトで、八ヶ岳の魅力を発信し、住みたい人には物件も提供するという総合プロジェクトです。
クリエーター向けに仕事の素材を提供し、住む場所もインスピレーションを掻き立たせるような場所にする。
そんなプロジェクトに関わらせていただいています。
実際にDIYイベントに参加している人たちからも、
「いい環境だね」
「また来たいな」
という声が上がっています。
これは、1人で作業していたらおそらく生まれない感想です。
そのエリアのことを熟知し、アテンドしてくれる友人がいる
一緒に作業する仲間がいる
これが大事な要素だと思います。
どれだけ環境が良くても、魅力が伝わらなければ、良さは半減してしまいます。
現地の人、情報発信、仕事、仲間
全てが揃って初めて地方創生は成り立つのです。
弊社がそんな地方創生の一部を担っていると思うと、責任を感じるとともにやりがいも感じます。
まとめ
さて、本日は「空き家は活用する時代!」と題してお話ししてきました。
弊社では、
「DIYに参加したい!」
「住んでみたい!」
「一緒に進める仲間が欲しい!」
という方を随時募集しています。
ありがたいことに、今では東北や関東から長野の物件の修繕に参加してくださる方もいます。
参加してくれた人が何か一つでも持って帰れるように主催者としても頑張っていきますので、ぜひ一度参加してみてください。
詳細はお問い合わせフォームよりご連絡いただければ今後の日程等、お伝えいたします。
ちなみに、次回のDIY作業は6/13の日曜日になります。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。では!
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